////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

 

 

-- 量子コンピュータ --

量子力学的な現象を用いて従来のコンピュータでは現実的な時間や規模で解けなかった問題を

解くことが期待されるコンピュータ

 

 

  ///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

 

2021/11/28

 

日本はまた後塵?米国「夢の超高速計算機」の驚異

https://news.yahoo.co.jp/articles/24c279dcd997305b2369e4c781d880bb0e2fad49

現代社会に新たな突破口を切り開くと期待される夢の超高速計算機「量子コンピューター」。その開発に拍車がかかってきた。  アメリカのIBMは今年11月、基本的な性能の指標となる「量子ビット」の数を127個にまで拡張した量子プロセッサ「イーグル」を発表した。  それに先立つ7月、日本の「かわさき新産業創業センター」に導入されたIBMの量子コンピューターは27量子ビットのプロセッサ「ファルコン」を搭載している。イーグルはその5倍近くに達することから、同社の量子コンピューター開発が今、急ピッチで進んでいることがうかがえる。またIBMと先を争うように、グーグル、マイクロソフト、アマゾンなども軒並み、この分野の研究開発に巨額の資金を注いでいる。

 量子ビットを実現するには、「超電導」や「電子のスピン」、あるいは「光の偏光」などさまざまな物理現象が利用されるが、現時点で最も広く使われているのは「超電導」を利用した方式だ。この超電導量子ビットは1998年ごろに、当時日本のNECに所属していた中村泰信氏(現在は博士、東京大学教授)、蔡兆申博士(現在は東京理科大学教授)らの研究チームが開発した技術だ。(東洋経済)

 

2021/11/28

 

量子コンピューティングとは何か--仕組み、用途、重要な理由などをまとめて解説

https://news.yahoo.co.jp/articles/a0cbf9ff21cd8bcb1ed3ae4472a5a61b74046ca5?page=1

 量子コンピューティングで利用するのは、自然界のごく小さな粒子、すなわち原子、光子、電子などで科学者が何十年も観察してきた不可解な振る舞いだ。ここまで微細な規模になると、古典物理法則が通用しなくなり、代わりに量子規則が適用される。  

研究者は量子の世界のすべてを理解しているわけではないが、量子粒子の可能性は非常に大きく、特に大量の情報の保持と処理に関して計り知れない可能性を秘めていることは分かっている。これらの粒子を量子コンピューターでうまく制御できれば、演算能力が飛躍的に向上し、創薬、気候モデル、金融最適化、物流など、複雑な計算を必要とする多くの分野でイノベーションが目覚ましい進歩を遂げる可能性がある。  

IBMの最高量子提唱/解説者(CQE)であるBob Sutor氏は次のように表現する。「量子コンピューティングとは、自然をエミュレートし、非常に困難な問題を解決して扱いやすくするための手段だ」。同氏は米ZDNetにこう語った。ZDNet

 

2021/11/20

 

「量子コンピューター」バブルへの懸念--誇大宣伝や過度の期待が抱えるリスク

https://japan.zdnet.com/article/35179640/

量子コンピューターがビジネスを変革し、前例のない演算能力の新時代を切り開くという考えが、先進性や革新性を示すものとして、経営幹部に売り込まれることが増えている。この技術は、競争で優位に立つために必須の新たな要素として宣伝されることが多い。

しかし、この分野で働く多くの科学者にとって、投資家や最高情報責任者(CIO)が量子コンピューティングに寄せている強い関心は、諸刃の剣だ。量子コンピューターはいずれ研究段階を終えてビジネスで活用する必要があるが、この技術の商用化はまだ早すぎる可能性があり、量子コンピューティングが仮想現実やブロックチェーン、NFTとともに、恐ろしい「誇大宣伝」カテゴリーに追いやられるリスクがある、と科学者らは警告する。(ZDNet)

 

2021/11/18

 

量子コンピューターがもたらす変革--大きな影響が見込まれる8分野

https://news.yahoo.co.jp/articles/3f1eb5a757ee9962a4018ace4c5527b03eef3575

 現在、世界中の巨大企業が量子コンピューティングプログラムを立ち上げて、各国政府が量子の研究に資金を注ぎ込んでいる。量子コンピューターは、有用性がまだ証明されていないシステムであるにもかかわらず、間違いなく大きな注目を集めている。  

その理由は、量子コンピューターが(まだ成熟には程遠いものの)最終的にはコンピューティングの全く新しい時代を切り開くと予想されているからだ。その新時代においては、複雑な問題を解決する際に、ハードウェアが制約にならなくなり、従来のシステムだと何年も、あるいは何世紀もかかるような計算を数分で完了することが可能になる。  

より効率的な新素材のシミュレーションから、株式市場の変動予測の精度向上まで、ビジネスへの影響は巨大なものになる可能性がある。本記事では、主要組織が現在模索している量子コンピューティングのユースケースを8つ紹介する。これらは業界全体の現状を一変させる可能性を秘めた用途だ。

1. 創薬  2. より高性能な電池の開発  3. 天気の予測  4. 銘柄の選定  5. 言語の処理  

6. 巡回セールスマン問題の解決を支援  7. 交通渋滞の緩和  8. 機密データの保護

(ZDNet)

 

2021/11/11

 

すべてのビジネスは「量子時代」に備えよ

https://news.yahoo.co.jp/articles/5c0931ed3f6887868ddbd2438289d27adfee17ea?page=1

 量子コンピューターの実用化は2030年から2050年と見られていましたが、現在の開発状況を見ると急激に加速しており、もっと早い段階で量子時代が到来してもおかしくありません。現時点で、いつごろ量子コンピューターが私たちのビジネスや暮らしに影響を与え始めるのかは、はっきりと見通せていません。ただし、ほとんどの専門家の意見が一致しているのは、「量子技術による変化は、将来のある時点で急激に到来する」ということです。

 量子コンピューターは、私たちのビジネスやライフスタイルを根底から変える、「グラウンドブレイキング(革新的な)」な技術。実用化されたら、ほぼすべての産業がいや応なしにゲームチェンジを強いられるでしょう。

 量子コンピューターは、分野によっては従来のコンピューターとは比べものにならないほどの圧倒的な速度で計算できるようになります。そのひとつが「最適化」です。これまで、計算能力の限界により物事を単純化していたようなケースでも、すべての条件を考慮した「本当の最適化」ができる世界が到来します。(日経ビジネス)

 

2021/10/05

 

実現するか?「量子コンピューター」 いったい何がすごいのか

https://news.yahoo.co.jp/articles/9117110439f3abe08fec6fd974af1d9c811ac3dc?page=1

 「スーパーコンピューターで○○年かかる計算が量子コンピューターなら××分でできる」――。こんな売り文句がずっと気になっていました。いったい量子コンピューターの何がすごいのか、どこが科学的に新しいのかを伝えたくて2か月以上リサーチしてきましたが、量子コンピューターの技術や原理は想像していたより「知の結晶」で、やはり難しいというのが正直なところです。ただ、量子コンピューターの面白さに触れるためにその原理を完全に理解しなければいけないとは思っていません。この記事では量子コンピューターの原理も説明しますが、あまり身構えないでください。皆さんなりの「ここが面白い」と思えるポイントを見つけていただければ本望です。

 ショアのアルゴリズムに代表されるように、量子コンピューターは、古典コンピューターが不得意とする計算を速く解けるポテンシャルを秘めています。これが例の「スーパーコンピューターで○○年かかる計算を量子コンピューターなら××分でできる!」という売り文句につながります。では、なぜ量子コンピューターはそんなに速く計算できるのでしょうか。

   答えを先に言うと、「量子コンピューターは、古典コンピューターとは全く違う計算手順で問題を解くので、古典コンピューターでは時間のかかる問題を効率よく解ける場合があるから」です。つまり、量子コンピューターは古典コンピューターと動作原理も演算も全く異なる、ニュータイプな計算機なのです。量子コンピューターに得意な問題は速く解けることが分かっていますが、どういう問題が得意なのかについてはまだ完全には分かっていません。(PAGE

 

2021/10/03

 

量子コンピュータが普及しても古典コンピュータは駆逐されないーーIBM

https://news.yahoo.co.jp/articles/1aa35465ce2ae414151aad06c20f3fa18ef89bb5

量子コンピュータの活用によるイノベーションが期待される分野は、大きく分けて3つある。1つ目は自然界で生じる現象などのモデル化を通じた「シミュレーション」、2つ目はAI(人工知能)技術の1つである機械学習技術に関連した「代数問題」、3つ目は特定の問題に対して複数の解決策が想定される中で最善、あるいは最適なものを発見する「探査とグラフ」である。業界別の想定ユースケースでは、例えば化学業界では触媒や界面活性剤などの化学製品の開発や原料輸送、製品市場投入プロセスの最適化などが考えられる。この他、医療業界では診断支援や保険料のプライシング、航空業界では航空ネットワーク計画の包括的な最適化なども可能になる。  

なお、西林氏はThe Quantum Decadeでは量子コンピュータの普及過程について、量子コンピュータの登場によって現在私たちが使っているコンピュータ(古典コンピュータ)の存在が駆逐されていくのではなく、むしろ量子コンピュータが古典コンピュータを使った活動と組み合わさる形で普及するだろうという見方を紹介した。(MONOist)

 

2021/09/23

 

量子コンピューティングがもたらす将来のビジネス変革--日本IBMが戦略を提示

https://news.yahoo.co.jp/articles/2d6b06d8fd2d1a5518c2b2bdf52805b5809cef6a

 量子コンピューティングに関しては、2019年頃に「古典コンピューターの限界を超えた計算能力を示すこと」を意味する量子超越が話題になるなど、現在のスーパーコンピューターを超える演算能力を実現することで置き換えていくイメージもあったが、同氏が強調したのは「三位一体のテクノロジー」という考え方だ。これは「ビット」(古典的な高性能コンピューターシステム)、「ニューロン」(AI〈人工知能〉システム)、「量子ビット」(量子システム)3つのコンピューティング技術を組み合わせた相乗効果がコンピューティングの未来をけん引する、というものだ。つまり、量子コンピューター既存のスーパーコンピューターに置き換わるということではなく、急速に発展しつつあるAI関連技術も合わせて適材適所の組み合わせで活用していく未来が想定されているということになる。(ZDNet)

  

2021/09/06

 

グーグルの「時間結晶」研究と量子コンピューターにみる可能性

https://news.yahoo.co.jp/articles/05d46af7a08cb4a3a070b9a1497c1bd9493205f2

 Googleの科学者らは新たな研究論文において、科学的応用分野で量子プロセッサーを活用し、正真正銘の時間結晶を観測したと主張している。 「時間結晶」という言葉からSF的なものを想像するかもしれない。実際それはSF的なものだ。時間結晶は研究者らが述べているように、新たな「物質の相」であり、固体や液体、気体、結晶といった相に追加される可能性がある新たな状態として数年前から理論研究が進められてきている。

なお、この論文はプレプリントの段階であり、現在は査読を控えている状態だ。  時間結晶を見つけ出すのは一筋縄でいく作業ではない。しかしGoogleの科学者らは、今回の成果によって現在の量子プロセッサー上で時間結晶の研究を進めていくための「段階的に拡大できるアプローチ」が確立されたと胸を躍らせている。(ZDNet)

 

2021/09/05

 

「量子ゲートの実用はこれから」グルーヴノーツ最首氏が話す量子コンピューターの現状とは

https://ledge.ai/ledge-ai-webinar-vol28-report/

「量子コンピューターの研究は、もともと『量子ゲート』からはじまり、研究が進められてきました。最近では、量子ゲートのことが

メディア各社で記事になることが多いのですが、実際に世の中で実用段階に入っているのは『量子アニーリング』です。

量子ゲートは一般的なプログラムを動かすことに重点を置いているので、汎用的に使える特徴があります。ただ、実際に使うには

技術的課題がまだまだ大きいのが現状です。一方で量子アニーリングは、組み合わせ最適化問題に強みをもち、すでに企業の現場で

導入が進んでいます。

現段階の量子ゲートと量子アニーリングの性能の違いは、規模を捉えることができる単位『量子ビット(qubit)』の数からもわかります。量子ゲートは、最先端のものでも70量子ビット程度しかありません。一方で、私たちグルーヴノーツが使っている『D-Wave』という量子アニーリングマシンでは、量子ビット数が5,000もあります。(Ledge.ai)

 

2021/08/29

 

量子暗号で世界をリード 激化する国際競争と日本の現在地

https://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/8570/Default.aspx

 盗聴も解読も絶対に不可能な量子暗号通信。その開発競争でトップグループを走り、社会実装目前に達しているのが日本だ。“20年先”とも言われる量子インターネットの議論も胎動している。

 その量子コンピューターと比べるとこれまで注目度は低かったが、通信ネットワークの分野でも「量子通信」の研究は営々と続けられてきた。その一分野である「量子暗号通信」は、すでに実用化が可能な段階にある。世界中で研究開発が加速しており、日本はその先端を走っている(図表1(business network)

 

2021/08/26

 

2026年にビットコイン大暴落説、「量子コンピュータ」普及で

https://forbesjapan.com/articles/detail/42997/1/1/1

時価総額で世界最大の暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの価格は、数カ月に及ぶ低迷を脱し、823日に5万ドルを回復した。しかし、暗号化テクノロジーの専門家たちは、量子コンピュータの進歩により、早ければ2026年にはビットコインを支える暗号化技術が、「根本的に損なわれる可能性がある」と警告している。

英国に本拠を置く量子暗号化テクノロジー企業「Arqit(アーキット)」の創業者のデビッド・ウィリアムズは、「2026年頃に広範囲な実用化が進む見通しの量子コンピュータは、そのパワーによって、どんなブロックチェーンのセキュリティシステムも簡単に突破してしまうだろう」と述べている。Forbes

 

2021/07/28

 

日本で動き始めたIBM製“商用量子コンピュータ”の性能は? 実機を見てきた

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2107/27/news121.html

 IBMの商用量子コンピュータ「IBM Quantum System One」(以下、System One)の稼働が、神奈川県川崎市の研究施設「新川崎・創造のもり」で727日に始まった。IBMの量子コンピュータが設置される国としては、米国、ドイツに続き3番目となる。稼働開始に伴い、メディア向けに実機が公開された。

 慶應大の伊藤公平教授(量子コンピューティングセンターファウンダー)は27日の記者会見で、IBMのマシンを「世界トップの量子コンピュータ」と強調した上で「人間でいえば少し前まではよちよち歩きだったが、今は運動会くらいには出られる状態」と現状を表現した。

東大の藤井輝夫総長は「すでに駒場キャンパスの授業で量子コンピュータにアクセスして計算させる授業を行っている。授業の中でさらに活用していきたい」と量子人材の育成に活用する考えを示した。(ITmedia)

 

2021/07/09

 

IBMが量子コンピューターの優位を"現実的"な実験で証明

https://japan.zdnet.com/article/35173436/

 IBMは、単なる理論の上だけでなく、現実的な実験で初めて量子コンピューターの優位性を実証したと主張している。IBM

リサーチャーらはついに、量子コンピューターが古典的なデバイスよりも優れていることを現実世界での実験で証明した。ただ、

現実世界での証明といっても、その規模は今のところミニチュアレベルでしかない。

今回、同社の量子チームは、依然として制約の多い今日の量子デバイスでも、古典的なシステムでは実行できないタスクに使用

できることを明確なかたちで示そうとした。量子コンピューティングはまだ揺籃期にあるが、リサーチャーらは空間に制限を課した、

すなわち利用可能なメモリー量を制限した微視レベルでの実験を考え出すことで、量子デバイスと古典的デバイスを公正に評価

 

できるようにした。(ZDNet)

 

2021/06/28

 

技術で勝って産業で負ける、そうならないよう量子においてはオールジャパンで臨む

https://ascii.jp/elem/000/004/060/4060519/

「量子技術による新産業創出協議会」の設立発起人会が創設された。協議会の設立総会は、202178月を予定しており、産学官の関係者が一堂に会し、量子技術に関わる基本原理や基本法則を改めて整理。その応用可能性や、必要となる産業構造、制度、ルールなどに関する調査、提言を行い、新技術の応用と関連技術基盤の確立に取り組むことになる。

設立発起人会参画企業は、JSR、第一生命ホールディングス、東京海上ホールディングス、東芝、トヨタ自動車、NECNTT、日立製作所、富士通、三菱ケミカルホールディングス、みずほフィナンシャルグループの11社。協議会には、内閣府や総務省、文科省、経産省、経団連、産業競争力懇談会(COCN)のほか、関連する業界団体がオブザーバーとして参加することになる。(ASCII

 

2021/06/26

 

量子コンピュータによるブロックチェーン技術への影響とは|Orchid(オーキッド)寄稿

https://coinpost.jp/?p=256081

現在のコンピュータとは桁違いの速度で計算が行える「量子コンピュータ」の商用化が近年、ますます現実味を帯びてきています。はたして量子コンピュータは、ブロックチェーンの未来にとってどのような意味を持つのでしょうか。そして量子コンピュータはブロックチェーンのセキュリティを脅かすものとなるのでしょうか。

この問いに答えるために、まず量子コンピュータという概念の起源、歴史、目的、そして近年の進展を追っていきます。そこから、この技術がブロックチェーン技術にどのような影響を与えることになるのか、そして分散自律型社会全体にとってどのような意味を持つようになるのかが分かってくるはずです。(Coin Pot)

 

2021/06/01

 

量子技術の産業化を加速、日本企業11社が協議会設立

https://news.yahoo.co.jp/articles/7b5af5532385a78959f83584e6585484eebb3c28

 東芝富士通トヨタ自動車などの民間企業11社は2021531日、量子技術の研究開発と社会実装の加速を目指す協議会「量子技術による新産業創出協議会」の設立発起人会を開催した。

 事業方針としては、まずは量子アルゴリズムを理解し、産業応用の可能性について調査と検討を行うための部会を設置する。その対象として、量子暗号/量子通信、量子アニーリングを活用した最適化・組み合わせ問題、量子シミュレーション、量子確率論応用といった量子アルゴリズムを挙げたが、上記に関わらず、「あらゆる量子技術について、産業化の可能性は図る」としている。部会のメンバーや人数など、詳細は今後決めていく。(EETimes)

 

2021/05/16

 

最近よく聞く「量子コンピューティング」って何?

https://dime.jp/genre/1137637/

量子ビットを使用することにより、古典的なコンピューターでは仮に完了できたとしても長い長い時間がかかる計算を、量子コンピューターは楽々行える可能性がある。たとえば、現在のコンピューターは8ビットを使用して0から255の間の任意の数値を表す。量子コンピューターの場合、重ね合わせなどの機能により、8量子ビットを使用して0から255の間のあらゆる数値を「同時に」表すことができる。

これは、コンピューティングにおける並列処理のような機能。すべての可能性が順次ではなく一度に計算されるため、大幅な高速化が実現する。つまり、古典的なコンピューターは膨大な数を因数分解するために一度に1つずつ長大な割り算を実行するが、量子コンピューターは1ステップで答えを得ることができる。よって、量子コンピューターは、暗号化のような、現在では不可能なほど大きな数の因数分解に基づいている分野全体を再形成できる可能性があるのだ。(DIME

 

2021/05/01

 

AWSが示した新たなアプローチによる誤り耐性量子コンピューターの"青写真"

https://news.yahoo.co.jp/articles/bae7da8f46d02365b9bc29ebdc00fec6af4dec4a?page=1

 Amazonのクラウドコンピューティングを手がける子会社AmazonWeb ServicesAWS)は未来の量子コンピューター向けの新たな

アーキテクチャーを詳説する同社初の研究論文を公開している。これが実現した場合、量子情報処理における誤り訂正手法の新たな

標準になる可能性がある。  

同社は、量子誤りへの耐性を備えた量子コンピューターの新たな青写真を公開した。この青写真は現在のところ、純粋に理論上の話

だが、量子ビット(キュービット)を制御し、計算処理を可能な限り正確なものに保証するための新たな道の存在を示すものとなっている。  

この論文は量子誤り訂正(QEC)という分野の発展に向けて力を注いでいる多くの研究者の注意を引くことになるだろう。QECは実用的な大規模量子コンピューターを完成させる上で立ちはだかっている重大な障害の1つを解決するための分野であり、量子コンピューティングの進歩とともに発展を遂げている。(ZDNet)

 

2021/04/18

 

物質の性質を正確に予言できる「万能量子コンピュータ」が切開く未来とは?

https://news.yahoo.co.jp/articles/f78e1d0332117e292948dc14aa971dc08906bde6

 量子コンピュータは、量子力学の性質を利用して計算を行うコンピュータで、従来のコンピュータとは異なる原理をもつものだ。

量子コンピュータの基本要素である量子ビットは、従来のコンピュータの0と1以外にも0と1の「重ね合わせ状態」も実現できるので高速な計算を可能とする。量子コンピュータは、例えば量子ゲート方式、イジング方式に大別される。 そしてイジング方式の中に、量子アニーリング方式、レーザーネットワーク方式がある。

  量子アニーリング方式は、膨大な組合せの中から最適な組合せを見つける「組合せ最適化問題」を解くことに特化した量子コンピュータ。1998年に東京工業大学 西森秀稔氏によって提唱された方式だ。 カナダのベンチャー企業であるD-Wave Systems 1がアニーリング方式の量子コンピュータ「D-Wave One」を2011年に発表し、世界中で大きな話題となった。同社は、20209月に、初のビジネス向けの量子コンピュータの一般発売も開始している。

一方、量子ゲート方式は、あらゆる種類の問題を理論的には解くことができる、汎用型の量子コンピュータ。世界初の量子ゲート方式

として、IBM Q 2の量子コンピュータの商用化が有名だろう。(マイナビニュース)

 

2021/04/15

 

IBMが量子コンピューター分野の開発者認定資格をスタート--その背景と意義

https://news.yahoo.co.jp/articles/eaed946aeafe353ec8aca1cfb6b740eb1ca5c152

 開発者は、量子コンピューティングに関する能力を証明する公式の資格を得られるようになった。IBMは、量子コンピューティング開発者向けの認定資格試験を設けることを明らかにしている。この60問のテストに合格すれば、量子プログラムの開発と実行に必要なスキルを、少なくとも一定程度は持っていることが証明される。  

この認定資格は、(それほど驚くべきことではないが)IBMの量子コンピューティング用ソフトウェア開発キット(SDK)である「Qiskit」を利用することにフォーカスしたものだ。QiskitPythonスクリプトをベースとするオープンソースプラットフォームで、これを利用すれば、量子アルゴリズムの実験から、クラウドベースの量子デバイスでのコードの実行まで、量子コンピューターを使ったさまざまな実験を行うことができる。(ZDNet)

 

2021/04/04

 

*量子コンピュータの内部では一体何が起こっているのか?

https://gigazine.net/news/20210402-what-happens-in-quantum-computer/

 量子コンピューターは、量子力学を計算に用いることで、従来のコンピューター(古典コンピューター)では実現不可能な大規模な計算を行うことが期待されているコンピューターです。量子コンピューターの機能の一部を、科学系メディアのPhysics Todayが解説しています。

 量子コンピューターは、「0」もしくは「1」の状態しか取れないビットを使った古典コンピューターと違い、「0」と「1」両方の状態をとることができる量子情報の最小単位「量子ビット」を用いて計算を行うコンピューターです。古典物理学では「0」と「1」のどちらかが確実に定まっていたのに対し、量子状態は観測して初めて「0」か「1」かが確率的に定まるものであり、量子コンピューターではこのあやふやな重ね合わせ状態を使って複雑な情報を表現しています。GigaZine

 

2021/04/02

 

理化学研究所と富士通、超伝導量子コンピュータの実用化に向けて連携センターを開設

https://www.asahi.com/and_M/pressrelease/pre_25905994/

 TOKYO, Apr 1, 2021 ( JCN Newswire ) – 国立研究開発法人理化学研究所(注1)(以下、理研)と富士通株式会社(注2)(以下、富士通)は、理研が量子コンピュータおよび関連する基礎理論・基礎技術・ハードウェア・ソフトウェアの研究開発に取り組む目的で41日に設置した「量子コンピュータ研究センター」内に「理研RQC-富士通連携センター」を開設しました。

 富士通は、量子コンピューティング技術を応用して組合せ最適化問題を高速に解く技術「デジタルアニーラ」を用いて、創薬、物流などの顧客に向けて実際の現場における複雑な問題を解決する様々なソリューションを提供してきました。そして、さらなるコンピューティング性能の向上を目指して、20203月より、国内外の研究機関と連携し、量子コンピューティングの研究開発を進めています。(朝日新聞)

 

2021/03/29

 

量子コンピューターが変革する9領域 金融・農業

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ2369X0T20C21A3000000/

 次世代計算機の量子コンピューターが医療や金融などの業界・領域に大きな変革をもたらそうとしている。計算速度が飛躍的に高まることで、従来の常識を覆す用途が開拓される。米グーグルや米IBMといった大手やスタートアップ各社の取り組みをCBインサイツがまとめた。

 

1.医療 2.金融 3.サイバーセキュリティー 4.ブロックチェーンと仮想通貨

5.人工知能(AI) 6.物流 7.製造と工業デザイン 8.農業 9.安全保障 (日本経済新聞)

 

2021/03/24

 

量子コンピューター、国内で初めて設置へ 米IBM製の最新型

https://news.yahoo.co.jp/articles/8464a28f98c806657d7d99c54b6bfde9f0420be6

 日本IBM23日、米IBM製の最新の量子コンピューターを川崎市の「かわさき新産業創造センター」(KBIC)に設置することが決まったと発表した。量子コンピューターの実機が設置されるのは国内では初めてとなる。数カ月以内に設置し、2021年中に稼働を開始する予定。コンピューターにアクセスする占有権を持つ東京大が中心となって企業と連携して、量子コンピューターの実用化を目指すという。  

量子コンピューターは、光など波と粒子の性質を併せ持つ「量子」を利用し、多数の計算を並列して処理する従来型と全く違う仕組みの計算機。新しい薬や素材の開発、資産運用などに活用できると期待されている。今回設置されるのは、理論的に汎用(はんよう)性があるとされる「ゲート方式」というタイプの量子コンピューターで、米IBMと米グーグルなどがそれぞれ開発を進めている。

(毎日新聞)

 

2021/03/14

 

量子時代、米優位に陰り 通信・暗号で中国先行

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGG03BYZ0T00C21A3000000/

 米国の政権が代わり、先端技術を巡る米中の覇権争いが新たな局面に入った。焦点の一つが中長期の産業競争力や安全保障を左右する

量子技術だ。米国は幅広いテクノロジーで世界の先頭を走ってきたが、量子技術では優位とはいえない。バイデン政権にとっては日本との協調も重要になる。

 「科学的・技術的な優位を維持するために再投資し、もう一度リードしなければならない」。バイデン政権が3日に示した安保戦略の

暫定指針。量子コンピューターや人工知能(AI)が経済や軍事、雇用、格差問題に広く影響を与えると指摘し、米国が主導権を握る姿勢を強調した。(日本経済新聞)

 

2021/03/11

 

量子コンピュータ開発のその先へ 汎用量子ネットワーク構築を目指す科学者

https://globe.asahi.com/article/14230993

 AIIoTの活用が進んでいる私たちの世界には、膨大な量のデータが存在し、またそれを高速で処理する必要性が生じています。スパコンの演算能力をはるかに超えると言われる「量子コンピュータ」が実用化すれば、テクノロジーに革命が起こる可能性もあります。このために、実用的で性能が高く、かつ完全に安全な量子ネットワークを開発する研究も世界中で進められています。これが実現すると、現在ではどうしても不可能な規模の複雑な計算が可能になるばかりでなく、量子コンピュータ同士の通信もできるようになるでしょう。そのためには、まずネットワークのすべての要素を実現化し、構築する必要があります。

この量子ネットワーク開発に取り組んでいる科学者の一人が、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の久保結丸博士です。久保博士は、昨年国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「ムーンショット型研究開発事業」に採択された、量子コンピュータネットワークに不可欠な量子変換器の開発を目標としたプロジェクト(プロジェクトリーダー:大阪大学 山本俊教授)にも参加しています。

   今年初め、筆者は久保博士に話を聞きました。(朝日新聞)

 

2021/03/11

マイクロソフトの量子コンピューター計画、その中核をなす論文の正式撤回がもたらしたこと

https://wired.jp/2021/03/09/microsoft-retracts-disputed-quantum-computing-paper/

 マイクロソフトによる量子コンピューターの研究開発で中核をなしていた「マヨラナ粒子」と呼ばれる物質について、その根拠となる

論文が正式に撤回された。データが「不必要に修正されていた」ことを論文の著者が認めたもので、同社の量子コンピューター計画は

後退を迫られることになる。WIRED

 

2021/03/01

D-Waveの量子コンピューターが新たなシミュレーションで古典的手法を圧倒--その意義

https://japan.zdnet.com/article/35166994/

量子コンピューティングの企業であるD-Wave Systemsの研究者らは、量子アニーリングと呼ばれる手法を用いることで、一定の材料の

シミュレーションを古典的な手法の300万倍高速に行えることを示した。

D-Waveの研究者らはGoogleの研究者らと共同で、D-Waveの量子アニーリングプロセッサーを使用したシミュレーションの性能を計測

した結果、シミュレーションのサイズと問題の難易度の両方に対して性能が向上し、古典的なCPUで実現可能な速度の

数百万倍の速度が得られることを明らかにした

 D-Waveのプロセッサーは、最適化問題の解決に使われる量子コンピューティング技術である量子アニーリング技術を使用したものだ。

この技術には解決できる問題の範囲が限定的だという見方はあるものの、量子アニーリングプロセッサーは量子ゲートを用いたプロセッサーと比べて制御や操作が容易で、D-Waveの技術はすでにIBMGoogleなどの大企業が作ったデバイスよりもずっと多くの量子ビットを

 

扱える段階に達している。(ZDNet)

 

2021/02/18

 

文系でも分かる「最強計算機」量子コンピューター入門

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/02/post-95659.php

 

<量子って何? 従来のパソコンとの違いは? 量子コンピューターの素朴な疑問に答える>

 量子コンピューターは「最強の計算機」「世界の未来を変える」と言われる。しかし、そもそも量子が何か分からない人も多いはず。そんな「文系人」でも理解できるよう、量子コンピューターの知るべきポイントを物理学者の監修を受けつつ、編集部がまとめた。

 Q:量子って何?

 A:私たちの周りにある物質は全て原子から成り立っている。原子は1個のサイズが0.1ナノメートルと極めて小さい。この原子は中心にある陽子と中性子、さらにその周りを回っている電子でつくられている。原子から陽子、中性子、電子、さらに光の構成単位である光子やニュートリノ、クォーク、ミュオンなどの素粒子を含めて量子と呼ぶ。

実は、こういった量子の動きはニュートンの万有引力で知られる古典的な物理学では全く説明がつかない。大ざっぱな言い方をすると、重さのある大きなモノ(例えばリンゴの落下)は古典力学で説明できるが、重さのほとんどない小さいモノ(量子の動き)は説明できない。このため、目に見えない微小な領域における量子と量子に付随する動きを定義する新しい量子力学が20世紀初めに生まれた。「古典力学で全く説明のつかない量子の動き」を利用したのが量子コンピューターだ。(Newsweek

 

2021/02/16

 

マイクロソフトの量子コンピューター計画が後退? 明らかになった「技術的なエラー」の深刻度

https://wired.jp/2021/02/16/microsoft-win-quantum-computing-error/

 マイクロソフトによる量子コンピューターの研究開発において重要な意味をもっていた「マヨラナ粒子」と呼ばれる粒子について、その根拠となる論文が「テクニカルなエラー」を理由に撤回された。論文において研究者が自身の主張に沿わないデータを除外していた可能性があり、マイクロソフトの量子コンピューター計画への影響も避けられない。

 オランダの物理学者でマイクロソフトに勤務するレオ・カウウェンホーフェンが、「マヨラナフェルミオン」と呼ばれる捉えどころのない粒子を観測したとする新たな証拠について論文を発表したのは、20183月のことだった。

 マイクロソフトはマヨラナフェルミオン(マヨラナ粒子)を、少し変わった物理の力で空前のパワーを生み出す量子コンピューターの開発に利用しようとしている。ライヴァルであるIBMとグーグルは、より洗練された技術を用いることで、すでに印象的な試作モデルの開発に成功していた。WIRED

 

2021/02/14

 

グーグル「シカモア」、中国「九章」 量子コンピューターの最前線を追う

https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2021/02/post-95624.php

 <量子ビットを制する者が、未来の情報社会の覇者になる。グーグル、IBM、ベンチャー企業、中国政府......。究極の計算機「量子コンピューター」の勝者は誰になるか。いつ実用化され、世界の何を、どう変えるのか>

 数学者のピーター・ショアが量子コンピューターで走らせるアルゴリズムを開発したのは1994年のこと。当時そんなマシンは黒板に書かれた数式上にしか存在していなかった。

 量子コンピューターは量子力学が明らかにした原子や原子より小さい粒子の奇妙な性質を利用して、複雑な計算を瞬時にやってのけるマシンだ。従来型のコンピューター(古典コンピューター)では何万年もかかる計算、いや、それどころか宇宙の寿命より長い時間がかかるような演算処理をあっという間に実行する。Newsweek

 

2021/02/11

 

ハッキング不可能な量子インターネットのつくり方

https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2021/02/post-95611.php

<量子通信の概念は既に実現されているが、いわばトランシーバーのようなもので、一般向けには実用化されていない。筆者は既存の電気通信インフラを使って、量子インターネットの概念を実用レベルに引き上げる方法を発表した>

 現在、オンラインデータの暗号はデジタルの「鍵」がないと解けない。しかし十分な時間と性能の高いコンピューターがあれば、暗号は破ることができる。量子通信の場合には、光の粒子(光子)を使って鍵がつくられる。量子物理学の原理によれば、この鍵と全く同じコピーをつくることはできず、暗号化されたメッセージは読めない。

 この量子通信の概念は既に実現されており、国家間での機密情報のやりとりなどに使われている。しかし費用がかさむ上に専門的な技術が必要なため、一般向けには実用化されていない。Newsweek

 

2021/02/10

 

量子コンピューターを誰でも使える、そんな時代はもう始まっている

https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2021/02/post-95588.php

<重要なのは、現在のコンピューターのように身近なマシンになるかどうか。実は既にIBMが小さな量子コンピューターを無料で公開している。また、量子回路の設計だけなら高校レベルの数学で十分。人々の生活を一変させるような素晴らしい用途は、これから生まれてくるだろう>(本誌「いま知っておきたい 量子コンピューター」特集より)

 量子コンピューターは今、幼年期にある。アメリカではグーグル、IBMNASAが初代のマシンを組み立て、実験を行っている。中国も量子技術の開発に巨額のマネーを投資している。

 来月刊行される量子コンピューターの普及をテーマにした本『みんなのための量子コンピューター』の著者として、私は確信している。量子コンピューターも従来型の古典コンピューターと同様、まずはマニアたちが自宅でいじるようになるだろう。しかも、その日はそう遠くない。Newsweek

 

2021/02/06

 

量子コンピューターの実行速度を100倍に--IBMがソフト基盤強化の取り組み

https://japan.zdnet.com/article/35166112/

 IBMは米国時間23日、量子コンピューターの開発に向けた取り組み状況を発表する中で、量子コンピューティング向けソフトウェア基盤の強化により、同社の量子コンピューターの性能は2021年末までに100倍に達するとの見込みを述べた。

 今回発表された同社のロードマップでは、人工知能(AI)関連や複雑な金融/経済関連の計算処理といった課題に取り組める

量子コンピューティングアプリケーションを向こう2年でリリースするという目標が掲げられている。また同社は、低水準(ハードウェア寄り)のプログラミングへのアクセスを可能にすることで、こうしたアプリケーション向けのより優れた基盤の構築につなげるとしている。(ZDNet)

 

2021/01/15

 

「量子暗号通信」低コストの信号処理手法 東大が開発に成功

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210113/k10012812731000.html

 インターネットなどの通信の安全性を高めるため「量子暗号通信」と呼ばれる次世代の暗号通信技術の開発が進められていますが、低コストでコンパクトな装置の実現に欠かせない信号処理の手法の開発に、東京大学の研究グループが世界で初めて成功し、量子暗号通信の普及に向けて期待が集まっています。

 現在、実用化されている技術は、光子と呼ばれる光の粒に信号を載せて通信する方式ですが、極小の粒を扱うために、環境をマイナスの温度に保つ必要などがあり、設備に高いコストがかかっています。

 こうした中、東京大学の研究グループは、特殊な関数を使って信号処理を行うことで、光子を使わずに常温で、光ファイバーに通した光の波を利用する方式で、暗号に同様の強度を持たせられることを世界で初めて実証しました。NHK

 

2021/01/01

 

日本で生みだされた「量子コンピューターの礎」

https://webronza.asahi.com/science/articles/2020123000002.html

 まるでひとつの事件のようなインパクトをもって、科学ニュースが世界を駆けめぐったのは2019年秋だった。「人類は量子超越性を獲得した」。米国のIT大手グーグルが、現代のスーパーコンピューターを遙かに超える計算速度を量子コンピューターで実現したと発表した

 やがて後世の歴史家は、これを科学史上の転換点として記述するかも知れない。グーグルによれば、最新スパコンで1万年かかる計算を、量子コンピューターは約200秒で終えたという。従来型のコンピューターではどんなにがんばっても実用的な時間内に計算できないような難問が、量子力学を応用したコンピューターでは短時間に解けることを「量子超越性」という。

 記者会見した研究チームは「ライト兄弟の初飛行のような大きな一歩」と胸を張った。そうであるなら、後世の歴史家にはぜひ、この成果が日本生まれの技術を礎としていることも忘れずに書きとめてほしい。量子コンピューターの心臓部にあたる「超伝導量子ビット」という基本素子が、世界で初めて開発されたのは1999年のこと。当時、つくば市にあったNECの基礎研究所で研究員をしていた蔡兆申さん(68)と中村泰信さん(52の偉大な業績だ。グーグルの発表から20年前のことになる。(朝日新聞)

 

2020/12/22

 

*野村グループ・NICT・東芝・NEC、金融分野のサイバーセキュリティ強化に向けた量子暗号技術活用の共同検証を開始

https://iotnews.jp/archives/161860

 システム内外におけるデータ通信の安全を確保する暗号技術は、既に社会に広く普及している。現在の暗号は、第三者が解読するには非常に複雑な計算が必要であり、解読までに天文学的な計算時間を要することから、現実的に通信内容が解読・傍受される懸念は無いと考えられてきた。

 一方、最近では、現在の暗号を高速に解読できることが知られている量子コンピュータ技術の研究開発が急速に進展するなど、潜在的な脅威も高まっている。金融分野において、顧客情報の保護は遵守すべき最優先事項であり、将来的な脅威に備えた新たな安全性対策が急務となっている。IoT NEWS

 

2020/12/05

中国の研究チームが達成した「量子超越性」が意味すること

https://wired.jp/2020/12/05/china-stakes-claim-quantum-supremacy/

量子コンピューターが従来型コンピューターの限界を超えた計算能力を示す「量子超越性」を、中国の研究チームが実証したと発表た。

グーグルに続く重要な成果だが、超伝導を用いたグーグルとは違って光子を用いたことに大きな意味がある。

 光量子コンピューティングとイオントラップを推進する研究者たちは、ともに自分たちの技術がIBMやグーグルの超電導チップより

簡単に大規模な運用ができるはずだと主張する。超低温の冷蔵庫の中でデヴァイスを構築する必要がないからだ。WIRED

 

2020/10/27

 

量子革命の先頭走る75社 計算機や通信・センサー進化

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65278270R21C20A0000000/

 量子力学の応用が様々なテクノロジー分野に広がっている。米グーグルや米IBMなど大手企業も熱心に取り組んでいる量子コンピューターに加えて、最近は通信やサイバーセキュリティー、センサーなどでも量子理論を応用する研究が進んでいる。革命の先頭を走るのが、

量子技術の商用化に取り組むスタートアップだ。CBインサイツが自社のデータに基づき約75社に注目した。

 専門家は何十年も前から、量子技術は経済や安全保障、医療などに変革をもたらすと予測してきた。本格的な量子革命にはまだ至って

 

いないが、この分野の勢いは増している。(日本経済新聞)

 

2020/10/25

 

 

量子暗号通信って、なに?

https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/articles/20201020.html

 

量子暗号通信って、聞き慣れないですけど、どんなものなんですか?

 量子暗号というのは、光の最小単位である光の粒=「光子」のような極小の物質の動きやふるまいを示す物理学の「量子力学」を

応用した技術です。量子暗号通信は、暗号化してやり取りする情報とは別に、その暗号を解くために必要な「鍵」となる情報=暗号鍵を、分割して「光子」一つ一つにのせて送るというものです。

 なぜ、暗号が絶対に破られないと言えるのですか?

 「光子」は観測されると、その状態が変わるという性質があります。この性質を利用すれば、サイバー攻撃の主体など誰かが暗号鍵の

情報を盗み見た瞬間に「光子」の状態が変化するので、盗み見られたことに気付くことができます。NHK

2020/10/20

 

東芝、量子暗号通信を国内外で事業化 関連特許数で世界トップ、30年度シェア25%目指す

https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2020/10/3025.php

 東芝<6502.T>は次世代の暗号技術「量子暗号通信」のシステム構築事業を2021年から順次、国内外で始めると発表した。暗号化されたデータを解読するための「暗号鍵」を配送するサービスも25年度までに本格開始する。関連分野で30年度に世界シェア25%の獲得を目指す。

 国内では211―3月期に国立研究開発法人の情報通信研究機構(NICT)にシステムを納入し、4月から実証事業を始める。海外では9月から英ブリティッシュテレコム(BT)と実証試験を進めているほか、北米で米ベライゾン・コミュニケーションズの実証試験に参加。21年度以降、英米のほか、欧州やアジアの主要国で事業展開する予定。

 今後、公衆の光通信回線網上に鍵配送ネットワークを構築し、金融機関など向けに鍵配送のサブスクリプション(定額課金)サービスを25年度までに国内外で本格的に開始する予定。先立って英国に製造拠点を置き、年内に特定のユーザー向けのサービスを始める。Newsweek

 

2020/10/11

 

米国のIonQが史上最強の量子コンピュータを開発したと発表、IBMの量子ボリュームの記録を2桁も上回ると主張

https://jp.techcrunch.com/2020/10/06/2020-10-01-ionq-claims-it-has-built-the-most-powerful-quantum-computer-yet/

 イオントラップ型量子コンピュータの開発で注目を集めているスタートアップ、IonQが米国時間101日に「完全な32キュービット(qubitで低ゲートエラーのコンピューターを開発した」と発表した。

 IBMが用いるベンチマークでIonQ400万量子ボリュームを達成するものと期待している。これは

IBM自身が記録した量子ボリュームを2桁も上回るものIBMリリース)で驚くべき飛躍だ。事実であれば、これが史上最も強力な量子コンピュータであることは間違いない。(TechCeunch)

 

2020/10/11

 

東芝 次世代の暗号技術「量子暗号通信」来年度にも事業化へ

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201009/k10012655011000.html

 「量子暗号通信」と呼ばれる解読されない次世代の暗号技術を、東芝が来年度にも事業化することがわかりました。中国などとの

開発競争が激しくなる中、欧米の通信大手とも提携し世界でトップシェアを握りたいねらいです。「量子暗号通信」は、スーパーコンピューターをはるかに超える計算能力を持つ量子コンピューターでも解読できない、次世代の暗号技術です。

 関係者によりますと、東芝は来年度にも通信ネットワークのセキュリティー対策として、量子暗号通信を事業化することに

なりました。海外での事業化に向けて、イギリスでは「ブリティッシュテレコム」とすでに提携したほか、アメリカでも現地の通信大手と提携する方向で最終的な調整に入りました。NHK

 

2020/08/21

 

IBMが量子ボリューム64を達成、ソフトウェア技術で現行の27量子ビットシステムを改善

https://it.impress.co.jp/articles/-/20264

 IBMは、量子ゲート型の量子コンピュータシステム「IBM Q」(写真1)を開発し、クラウドサービスとして提供している。20207月時点で、同社が保有する最も高速なコンピュータは量子ビットが53ビットで、量子コンピュータの性能指標である量子ボリュームの値は32だった。

 今回、新しいソフトウェア技術を組み合わせて量子コンピュータの全体的な性能を改善し、27量子ビットのシステムのうちの1台をアップグレードした。これにより、これまでの2倍となる、量子ボリューム64を達成した。ITLeaders

 

 

2020/08/15

 

Amazonが量子コンピューティングサービス「Amazon Braket」の一般提供を開始

https://gigazine.net/news/20200814-aws-general-availability-amazon-braket/

 Amazonのクラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」が、量子コンピューティングの研究・開発環境をサポートするフルマネージシステム「Amazon Braket」の一般提供を開始しました。今後は一般の研究開発者も、Amazon Braket開発ツールやシミュレーター、量子ハードウェアセットを活用して量子コンピューティングの研究を体験できます。(Gigazine)

 

2020/08/08

 

最良の語り手による「量子コンピュータ」解説の決定版

https://books.j-cast.com/2020/08/07012495.html

 量子コンピュータが最先端の科学技術ニュースとして取り上げられる機会が増えてきた。でも、量子コンピュータっていったい何なの? 普通のコンピュータとはどう違うの? と疑問に思っている人が圧倒的に多いだろう。本書『量子コンピュータが本当にわかる!』(技術評論社、武田俊太郎著)は最前線で、量子コンピュータ開発に取り組む若手研究者が、その仕組みや開発の状況を丁寧に解説している。著者は東大大学院工学系研究科准教授で量子光学・量子情報科学が専門のこの分野の第一人者。最良の語り手といえるだろう。BOOKウオッチ)

 

2020/08/04

 

東大、量子コンピューティングの社会実装の加速を目指す協議会を設立

https://news.mynavi.jp/article/20200803-1191000/

 東京大学(東大)730日、実現が急速に近づいている量子コンピュータを中心とする量子技術について、日本の産学のさまざまな知見を集結させ、量子コンピューティングのためのエコシステムの構築を世界に先駆けて、日本独自の形で構築することを目的とした「量子イノベーションイニシアティブ協議会(QII協議会)」を設立したことを発表した。

 QII協議会が活用するのは主に米国のIBMの商用量子コンピュータ「IBM Q System One」ならびに、2021年に日本に設置される予定の「IBM Q System One」。米国、ドイツに次ぐ3番目の設置国となり、アジアでは初。日本国内で量子コンピュータにアクセスすることが可能となるという。(マイナビニュース)

 

2020/08/01

 

SFだった‘量子コンピュータ’は、もう実現している。アルゴリズムで勝負する気鋭の研究者の現在地。

https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/feature/2020/specialite_002_1

 2019年は歴史的な年になった。量子コンピュータが古典コンピュータの計算速度を超える「量子超越」を達成したとする論文が10月、米Google社(グーグル)から発表された。スーパーコンピュータでは1万年かかる計算が、グーグルの53量子ビットのマシンなら200秒で済む、ことを実証した、という内容だ。
  2つのコンピュータが競い合ったのは、量子コンピュータの回路を用いてランダムなビット列を出力する作業を、スパコンでシミュレーションするという、量子の「ホームグラウンド」での戦い。実用上無意味な計算に勝利したに過ぎない。グーグルのライバルであるIBMは直後に「スパコンでも2.5日で終えられる」と反論した。それでも、量子コンピュータが特定分野で古典コンピュータを打ち負かした意味は大きい。今後、量子コンピュータの大規模化が進めば、両者の差は指数関数的に広がっていく。
  この論文がネイチャー誌に掲載されるのに先立ち、藤井教授は世界で3人しかいない査読者(レビュワー)の1人に選ばれた。「いずれ通過しなければならないフェーズではあるが、いよいよこういう時代がやってきた」という実感と同時に、「誰もが
知りたい論文が、いち早く僕に送られてきたことがうれしかった」という高揚感もあった。(大阪大学)

 

2020/07/19

 

次世代暗号技術「量子暗号通信」大規模開発プロジェクト始動へ

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012513511000.html

 インターネットなどではさまざまなデータが暗号化されて通信されていますが、計算能力がスーパーコンピューターをはるかに超える量子コンピューターが本格的に使われると今の暗号は簡単に解読されるおそれがあることから、次世代の暗号技術「量子暗号通信」の開発が世界的に加速しています。

 関係者によりますと、東芝やNEC、三菱電機のほか、東京大学、国の情報通信研究機構といった、12企業や大学などが参加する量子暗号通信の大がかりな開発プロジェクトが、今月始まることが分かりました。NHK

 

2020/07/07

 

数年後に古典コンピュータを超える量子コンピュータ、IBMは事業化に舵を切る

https://news.yahoo.co.jp/articles/d764e298f6577b7d6bcd6cde0197f0138379102e

 日本IBM202073日、オンラインで会見を開き、量子コンピュータに関する取り組みの最新状況について説明した。IBM1970年代から研究を続けてきた量子コンピュータの現在の開発状況や、日本での事業展開、今後の実用化に向けた取り組みなどについて紹介するとともに、「量子コンピュータのビジネス化が既に始まっている」ことなどを訴えた。

 IBM1970年代に量子コンピュータの研究を開始した。そのころはまだ理論研究にすぎなかったが、2000年代に入って量子効果を制御する技術が実現されたことにより、量子コンピュータの開発に向けた取り組みを加速。2016年にはゲート型量子コンピュータの開発にこぎつけ、クラウドを通して世界中の研究者に向けて公開した。以降、毎年量子コンピュータの性能向上を実現しており、20201月には量子コンピュータの性能指標である量子ボリューム(Quantum Volume)で32を達成したシステムを発表している。(MONOist)

 

2020/06/19

ハネウェル、量子コンピューターの成果示す--「世界で最も高性能」

https://news.yahoo.co.jp/articles/e025d7252726033cc9ce650de84f5e6412d7c138

 Honeywell Internationalは米国時間618日、注目されている指標で、IBMのマシンを打ち負かすほどに量子コンピューターの性能を向上させていると説明した。Honeywellは、「世界で最も高性能」な量子コンピューターを開発していると述べている。この成果により、同社のマシンは少なくとも当面の間、その座を維持するかもしれない。

 量子コンピューティングは、「従来型」の通常のコンピューターでは事実上、解決が不可能な問題を解決できると期待されている。現在のところ、量子コンピューターの多くは難しい研究プロジェクトという位置づけで、Googleが「量子超越性」を実証して従来のコンピューター技術を大幅に上回ったと主張しているにすぎないかもしれない。CNET

 

2020/05/21

マイクロソフトが量子計算機プラットフォームを限定プレビュー

https://jp.techcrunch.com/2020/05/20/2020-05-19-microsofts-quantum-computing-platform-is-now-in-limited-preview/

 米国時間519日、Microsoft(マイクロソフト)はパートナー主体の量子コンピューティングプラットフォームであるAzure Quantumの限定プレビューを、量子コンピューティングの利用を開始したいと考えているデベロッパーに対して開始したと発表した。

 現段階では、ほとんどのビジネスにとって、まだ量子コンピューティングは文字通り不可欠な機能とはいえない。しかし物事が速く移り変わること、そして数年以内にこの技術が成熟したときにそれがどれほど強力なものになるかを考えると、着手すべき時は今だと多くの専門家が指摘している。特に量子コンピューティングと従来のコンピューティングとの違いを考慮し、デベロッパーが実際に開発するのにかかる時間を考えればなおさらだ。(TechCrunch)

 

2020/05/11

 

*IBMMSAWSが門戸を開く量子コンピュータ、なぜ金融機関に有効なのか?

https://www.sbbit.jp/article/fj/37931

 現在、日本を含め全世界的に量子コンピュータが流行っており、世界中のベンチャー企業が同じ土俵で戦っている。注目すべきはここにきて、IBMMSAWSが一般ユーザーに対し、広く門戸を開き始めたことだという。本稿では数々のプロジェクトを手掛けてきたMDRの代表取締役である湊 雄一郎 氏が量子コンピュータの現在と課題、未来、そして金融機関での活用法について解説する。(ビジネス+IT

 

2020/05/05

東芝の量子暗号通信に期待! ハッキング不可能なトランザクションの実現近し

https://www.zaikei.co.jp/article/20200504/564862.html

 東芝は30年前から、いち早く量子暗号通信の基礎研究に取り掛かってきた。2000年に単一光子検出器を完成させ、これによって量子暗号キーをビット転送する単一光子が確認可能となった。ハッキングなど第三者がアクセスを試みれば、その瞬間に光子は変形して元に再現できない。つまり不正アクセスは即座に察知され、ユーザーは直ちに暗号キーを変更して不正アクセスを回避できるシステムなのだ。(財形新聞)

 

2020/04/05

 

2020年は量子コンピュータ元年? 実用化の可能性やAIとの関係を考える

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2004/03/news029.html

 例えば、11年にはカナダに拠点を置くD-Wave Systemsが、「D-Wave」という量子コンピュータの開発に成功したと発表した。このD-Waveは、「量子アニーリング」と呼ばれる方式を使って実現されたものだった。これはいわゆる「組合せ最適化問題」を解くのに適した方式で、汎用(はんよう)的なものではない。組合せ最適化問題は、指定された条件下で、特定の指標が最も良い状態になるような変数の組み合わせを求める問題のことだ。

 汎用的な、つまり特定の用途に限られない量子コンピュータの開発も進められているが、当然ながらそちらのほうが実現は難しい。それを実現する方式として現在主流なのが「量子ゲート方式」で、GoogleSycamoreもこれを採用している。ただし量子ゲート方式であればどんな演算でも高速で処理できるわけではなく、高速処理が可能なアルゴリズムには制限がある。実はGoogleが発表した論文でも、彼らに有利な条件で検証したのでは

 

ないかという批判が出ている。(ITmedia)

 

2020/04/03

新型コロナウイルスとの闘いに“クオンタムパワー”を:D-Waveが量子コンピューターを無償開放した理由

https://wired.jp/2020/04/02/d-wave-free-quantum-cloud-access-covid19/

 カナダのD-Wave Systemsが、新型コロナウイルスの研究や対応のために量子コンピューターを利用できるクラウドサーヴィスを無償提供すると発表した。新たにこの技術を利用する研究者や開発者のサポートには、デンソーやフォルクスワーゲンなど、D-Waveのクライアントやパートナー企業が参加。診断やウイルス拡散のモデル化などでの応用が期待されている。WIRED

 

2020/03/07

 

量子コンピュータで何ができるのか? - 見えてきたその活用方法

https://news.mynavi.jp/article/20200305-987453/

 201910月にはGoogleによる従来のノイマン型コンピュータでは演算に時間がかかっていた問題も、量子コンピュータを用いることで高速に解くことができる、いわゆる「量子超越性」を実現したとする論文が科学誌「Nature」に掲載されるなど、もうすでに実用化一歩手前まで来ているのではないか、という印象を受けるが、実際にどのようなところで活用できるのか、についてはなかなか見えてきていない。

 そうした量子コンピュータの性能向上が進む一方で、実際の社会における課題解決に量子コンピュータが使えるのではないか、といった研究が世界各地で進められている。日本でも多くの企業がハードウェアの開発もそうだが、アプリケーションとしてどういったものに活用できるのか、といった取り組みを水面下で進めている。(マイナビニュース)

 

2020/02/26

IBM Researchのギル氏が語る量子コンピュータの基礎理論と「IBM Q」の現在

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200226-00000001-zdn_tt-sci

 米ラスベガスで開催されたCES 2020に、IBM Researchでディレクターを務めるダリオ・ギル氏が登壇して量子コンピューティングの今後10年を探るプレゼンテーションを行った。同氏は「指数関数的」に複雑化する問題を解決するために量子コンピューティングをどのように使うべきかについて考え始めるよう、開発者に促した。「今、量子コンピューティングは実用化の局面を迎えている。全ての世代の開発者が量子コンピュータのプログラミング方法を学ぶ必要がある

だろう」

ExxonMobilで研究開発部門のバイスプレジデントを務めるビジャ・スワループ氏は、エネルギー業界のコンピューティングニーズが  複雑化していることを理由に量子コンピューティングの必要性を説いている。(TechTarget)

 

2020/02/03

フィンランド企業が目指す汎用量子コンピュータ&量子プロセッサ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200203-00000002-zdn_tt-sci

 フィンランドのエスポーを拠点とするIT企業IQM Finland(以下、IQM)には、世界初のスケーラブルな汎用(はんよう)量子コンピュータを構築するという意欲的な計画がある。同社は2019年初め、1150万ユーロ(約135000万円)の初期投資資金を獲得した。

 数年のうちに、量子コンピュータは従来型コンピュータでは根本的に不可能だった計算を可能にするだろう。量子コンピューティングは金融サービス、人工知能、サプライチェーン、物流などの多くの業種に応用できる可能性がある。(TechTarget)

 

2020/01/31

量子コンピューター実用化を目指す、重大なレースの“もつれた”内情

https://wired.jp/membership/2020/01/31/inside-race-quantum-computers/

 量子コンピューターは宇宙の最も根本的な謎の解明に役立つほか、経済から暗号化にいたるまで、あらゆることを一変させるかもしれない──誰かが実用化できさえすれば。無数の研究機関や企業がそれぞれのやり方でゴールを目指すこの重大なレースは、数々の“障害物”に満ちている。始まりの号砲が鳴らされたばかりの持久戦の“もつれた”内情と行方を追う。(WIRED

 

2020/01/27

「量子コンピューティングの時代」がやって来る……までに必要なこと

https://wired.jp/membership/2020/01/27/quantum-computing-but-not-really/

 グーグルの量子プロセッサー「Sycamore(シカモア)」を搭載したマシンが、スーパーコンピュターでも1万年かかる問題を数分で解いた出来事について、科学的に重要な節目となる「量子超越性」が実証された瞬間だとみなす研究者は多い。ただ、各企業が先行者利益を狙う一方で、こうしたテクノロジーの実用化には課題が山積している。「量子実用性」は果たしていつ訪れるのか?(WIRED

 

2020/01/15

 

NECはなぜGoogleになれなかったか――量子コンピューター開発「痛恨の判断ミス」

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1912/28/news006.html

 03年ごろ、茨城県つくば市のNEC基礎研究所(当時)を2人の外国人男性が訪れた。それぞれカナダのベンチャー企業の副社長、特許担当と名乗った2人は、「私たちは量子コンピューターに関する、ある特許の使用権(ライセンス)を持っている」と話し、共同研究のメリットを強調した。「突然の話だったので驚いた。怪しげだなと思った」。二人の外国人男性にNECの研究員として応対した中村泰信氏はそう振り返る。

 このカナダ企業こそ、八年後、限定的な用途に特化した「特化型」のタイプながら、世界初の商用量子コンピューターを発売したDウエーブシステムズ社だった。(ITmedia)

 

2020/01/10

「量子コンピューター」で世界はどう変わるのか

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200110-00322630-toyo-bus_all

 ウィリアム・ハーレー氏は、次世代型の超高速計算機といわれる量子コンピューティングの事業化に取り組んでいるアメリカのシリアルアントレプレナー(連続して新しい企業を立ち上げる起業家)だ。2019年はグーグルが今の最先端スーパーコンピューターの性能で1万年かかる計算をわずか320秒で処理したことでも大きな話題になったが、量子コンピューター2020年以降の世界をどう変える可能性があるのか。シリコンバレーの未来も含めて、コモンズ投信会長の渋澤健氏が聞いた。(東洋経済)

 

2020/01/10

IBM、量子コンピューティング研究ネットワーク「Q Network」拡大--デルタ航空ら参加

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200109-35147796-zdnet-sci

 量子コンピューティングの実用化を模索する競争が始まっている。こうした状況のなかIBMは米国時間18日、量子コンピューティングの発展を目指すコミュニティーである「IBM Q Network」にDelta AirlinesGoldman Sachs、ロスアラモス国立研究所などが新たに加わったと発表した。(ZDNet)

 

2020/01/02

ハッキング不可能な通信を実現する暗号化技術が登場! 量子コンピュータにも耐性

https://techable.jp/archives/114346

 汎用量子コンピュータが開発されれば、現在普及している公開鍵暗号は簡単に破られてしまうことから、同暗号技術を置き換える耐量子暗号技術の開発がさかんに行われている。今回サウジアラビアのキング・アブドラ科学技術大学、CUP Sciencesらが開発した技術もその候補となりそうだ。(TECHABLE)

 

2019/12/21

NECがアニーリング方式量子コンピュータに傾倒する理由 国産マシンは23年に実用化

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191220-00000098-zdn_n-sci

 日本電気NEC)は1219日、量子コンピュータに関する活動を推進する「量子コンピューティング推進室」を20201月に開設すると発表した。従来のコンピュータによるアニーリングのシミュレーションを通した組合せ最適化計算の実証環境を提供する他、「量子アニーリングマシン」を開発するカナダD-Wave Systemsへの投資も検討していく。

 NECが注力する「量子コンピュータ」は、量子アニーリングという量子理論を用いて組合せ最適化問題を計算できるマシンだ。米GoogleIBMなどが開発している、「万能型」ともいわれる量子ゲート方式の量子コンピュータとは動作原理が異なる。(ITmedia)

 

2019/12/19

IBMの量子コンピュータ、日本上陸へ 東大が旗振り役、「オールジャパン体制で量子技術に取り組む」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191219-00000062-zdn_n-sci

 東京大学と米IBM1219日、量子コンピュータに関するパートナーシップを締結し、日本にIBMの量子コンピュータを設置すると発表した。2020年内に稼働を始める。IBMの量子コンピュータが設置される国としては、米国、ドイツに続き3番目となる。(ITmedia)

 

2019/12/10

インテル、量子コンピューティングの商用化に向け「Horse Ridge」チップを発表

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191210-35146624-zdnet-sci

 Intelは米国時間129日、極低温域で動作する量子制御チップ(開発コード名:「Horse Ridge」)を発表した。このチップにより、量子コンピューティングの商用化に向けた動きが前進するという。

 量子コンピューティングは注目を集めている研究分野だ。IBMは約1年前のCESで商用システムを披露している。そしてGoogleは量子超越性を実証したと発表し、黎明期にある業界やIBMとの論争に発展している。また、Amazon Web ServicesAWS)も量子コンピューティング向けマーケットプレイスの概要を発表している。ただ、量子コンピューティングに必要となる要件を考えた場合、その利用のほとんどはクラウド経由になるはずだ。(ZDNet)

 

2019/12/06

アマゾンの参入で、量子コンピューティングは大競争時代へ

https://wired.jp/2019/12/05/amazon-joins-quantum-computing-race/

 アマゾンが同社のクラウド経由で、量子コンピューティングサーヴィスの提供を始めると発表した。スタートアップ3社のプロセッサーをクラウドから利用する仕組みで、自社のハードを開発するIBMやグーグルに加えて、アマゾンと同じようにクラウド経由で複数企業の量子プロセッサーへのアクセスを提供予定のマイクロソフトとともに、テック大手による量子コンピューター競争が加速することになる。(WIRED

 

2019/12/03

AWSが量子コンピューティング・サービス「Braket」を発表

https://jp.techcrunch.com/2019/12/03/2019-12-02-aws-launches-braket-its-quantum-computing-service/

 ここ数カ月、GoogleMicrosoftIBM他の有力ライバルがこぞって量子コンピューティングにおける進歩を宣伝する中、 AmazonAWSは沈黙を守ってきた。またAWSには量子コンピュータ研究の部署がなかった。しかし米国時間122日、AWSはラスベガスで開幕したデベロッパー・カンファレンスのre:Invent 2019で、独自の量子コンピューティングサービスとしてBraket(ブラケット)を発表した。

 現在利用できるのはプレビュー版で、量子力学計算でよく用いられるディラックが発明したブラケット記法が名称の由来だ。ただしこの量子コンピューティングはAWSが独自に開発したものではない。D-WaveIonQRigettiと提携し、これらのシステムをクラウドで利用可能とした。同時にAWS量子コンピューティングの専門組織を整備し、 Center for Quantum Computing(量子コンピューティングセンター)とAWS Quantum Solutions Lab(量子ソリューションラボ)を開設した。(TechCrunch)

 

2019/11/28

量子コンピューター、2039年以降に実用化 予算倍増

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191128-00000003-asahi-soci

 スーパーコンピューターをはるかに超える次世代の「量子コンピューター」について、政府の有識者会議は27日、20年後となる2039年以降に実用化させるとするロードマップ(行程表)を盛り込んだ国家戦略案をまとめた。

 政府は量子コンピューターなど量子技術をAI(人工知能)やバイオと並ぶ重要分野と位置づけ、有識者会議が国内の専門家80人以上に聞き取りをして重点項目を絞り込んだ。(朝日新聞)

 

2019/11/15

量子技術競争、日本も参戦 NTTNASAと計算機

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52189910U9A111C1EA2000/

 NTT14日、米航空宇宙局(NASA)や米スタンフォード大学などと共同で、光通信技術を応用した新しい方式の量子コンピューターの開発に乗り出すと発表した。量子技術の開発では、日本は基礎研究では先行していたが商用化で後れをとった。グローバルな開発体制を整え、米グーグルや米IBMや中国勢などを猛追する。

 より幅広い計算に使えるのが本命といわれる「量子ゲート方式」だ。人工知能(AI)との組み合わせや材料開発、金融のリスク予測など様々な応用が見込まれている。米国のグーグル、IBM、インテルや中国のアリババ集団などが採用する。(日本経済新聞)

 

2019/11/14

クラウド経由でアクセス可能な量子コンピュータセンターをIBMが開設

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191114-00000001-zdn_tt-sci

 IBMが、商業利用や研究活動を目的とした量子計算センターを米ニューヨークに開設した。同センターは、商用ユースケースの調査・研究のために、クラウド経由でアクセス可能なハードウェアとオープンソースソフトウェアを提供する。

 IBMは量子コンピューティングプログラムを用意して、新しい量子アプリケーションの開発を促している。同社によると、このプログラムによって80近くの商業顧客、学術機関、研究機関との密接なパートナーシップをサポートするという。(TechTarget)

 

2019/11/14

東工大 西森 秀稔教授が語る「量子コンピューターの現在」、相次ぐ報道の考え方

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191114-00037008-biz_plus-bus_all

 近年、「量子コンピューター」への注目が集まりつつある。米国ではグーグルIBM、マイクロソフトなどのIT大手や、政府の研究所などが量子コンピューターの研究に本腰を入れ始めている。本稿では、経済産業省政策シンポジウム「次世代コンピュータが実現する革新的ビジネス」の中から量子コンピューターの中でも、「量子アニーリング」の原理を応用したハードウェアが抱える課題と、将来の見通しを紹介する。量子アニーリングの第一人者である東京工業大学 科学技術創成研究院、東北大学 大学院情報科学研究科の西森秀稔教授が現在注目していることとは。

 改めて説明すると、量子コンピューターにも大きく分けて2つの方式がある。1つ目は「量子ゲート方式(回路方式)」。これは現在のコンピューターの上位互換に当たるようなコンピューターだ。この方式には長い研究の歴史があり、一般に「量子コンピューター」というと、量子ゲート方式を指すことが多い。

 もう1つの方式は「量子アニーリング」だ。この方式は1998年に東京工業大学大学院の博士課程に在学中だった門脇正史氏(現デンソー)と、前出の西森秀稔教授(当時は東京工業大学大学院)と共同で発表したものである。そして、カナダのディーウェーブ システムズ(D-Wave Systems)が開発した、現時点で世界で唯一の商用量子コンピューターである「D-Wave 2000Q」は、この方式で動作するコンピューターだ。(ビジネス*IT

 

2019/11/11

マイクロソフト「Azure Quantum」で提携--Honeywellの量子コンピューティング責任者に聞く

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191111-35145104-zdnet-sci

  Microsoftは、フロリダ州オーランドで開催された「Microsoft Ignite 2019」カンファレンスで、クラウドコンピューティングサービス「Microsoft Azure上の量子コンピューティング能力向上を目的に複数の企業と提携したと発表した。産業機器大手のHoneywellもそのなかの1社だ。

 Honeywellが量子コンピューティングに携わっていることさえ知らない人々のために述べておくと、われわれは今や十分に成熟し、真の競合企業になっていると考えてもらいたい」(Uttley氏) (ZDNet)

 

2019/11/03

量子コンピューター 日本は「本流」に乗り遅れ 研究、人材不足も深刻

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191103-00000576-san-soci

 量子コンピューターは、あらゆる計算が可能な万能型と、特定の計算問題を解く簡易型に大別される。米国などが開発しているのは万能型で、実用化は数十年後の見込みだが、情報技術の世界を一気に変える可能性を秘めている。日本は基礎研究で先行したが、製品化で出遅れが目立つ。

 万能型では、グーグルの試作機やIBMが今年1月に発表した商用機は、いずれも心臓部の材料に超電導物質を使う。この方式はNECが1990年代に世界に先駆けて実証していた。(産経新聞)

 

2019/11/03

*量子コンピューターで交通の流れを最適化…VW、世界初の試験へ

https://response.jp/article/2019/11/02/328335.html

 フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は1029日、量子コンピューターを活用して交通の流れを最適化する世界初の試験プロジェクトを、ポルトガル・リスボン市内で行うと発表した

 フォルクスワーゲングループは201711月、グーグル(Google)と量子コンピューターの分野で提携を結んだ。量子コンピューターは、次世代の高速コンピューターだ。従来のスーパーコンピューターよりも非常に速く、非常に複雑なタスクを解決することができる。Response

 

2019/10/31

「暗号通貨は大丈夫?」Googleが実証した「量子超越性」の意義と「都市伝説」

https://news.nicovideo.jp/watch/nw6116782

 Google量子コンピューターが「量子超越性」を実証したとのニュースが話題になっています。(参照:MIT Technology Review) 経済新聞も一面で報じるなどIT業界を超えた話題になっているせいか、最近私のところにも「量子コンピューターって何がすごいの?量子超越性って何?」との質問を多くいただくようになりました。

 そこで今日は、まず量子コンピューターの概要を説明し、その後「量子超越性」の意義とそこから生じている都市伝説について述べてみたいと思います。(ニコニコニュース)

 

2019/10/30

グーグルの「量子超越性」は革命の始まりにすぎない

https://japan.cnet.com/article/35144549/

 Googleが「量子超越性」の実証に成功したというのは、目覚ましい成果のように聞こえる。だが実際は、原理的に全く新しいこのコンピューティングの実用化に向けて、第一歩を踏み出したにすぎない。Googleの量子研究者は早くも、コンピューターの実用性をさらに広げるために必要な次の段階に目を向けている。Intelの言う、quantum practicality」(量子実用性)の段階だ。

 「量子コンピューティングは、いずれ必須のリソースになる」。Google2006年に量子コンピューティングへの取り組みを始めた研究者、Hartmut Neven氏は、報道向けイベントでこう話している。CNET

 

2019/10/29

 

中国発の量子コンピューターショックに世界は耐えられるか?

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/10/post-13275.php

 <量子コンピューターは既存の暗号化技術をすべて陳腐化し機密も丸裸にしてしまうので、国家間の開発競争がますます激しくなっている>

 専門家の多くは、今後10年かそこらは量子コンピューターがまともに使える日は来ないとみている。だがそれは単なる推測に過ぎない。量子超越性が本当に実現すれば、既存の暗号化の仕組みは時代遅れになる。量子コンピューターがあらゆる暗号を読み解いて国家機密を暴く力を手にするのはいつか、それを最初になし遂げるのは誰かなど、誰にも分からない。その潜在的な能力の大きさゆえに量子コンピューターの開発競争は過熱しており、どの国も一歩先んじようと必死だ。WIRED

 

2019/10/29

「従来の延長線上」、富士通研社長がグーグルの量子計算に

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191028-63237143-business-sctch

 「大きな成果だが、従来の延長線上だと思っている。汎用的なコンピューターとして使えるようになるまでにはまだまだ時間がかかる」。量子コンピューター既存のコンピューターでは達成できない計算能力を示す「量子超越」を実証したと米グーグルが発表したのを受けて、富士通100%子会社で研究開発を担う富士通研究所(川崎市)の原裕貴社長はこう語った。

 グーグルが研究するのは「量子ゲート方式」と呼ぶタイプの量子コンピューターだ。富士通研究所でも同方式の研究に取り組んでおり、ハードウエアの基礎研究を海外の機関と共同で進めているという。(日経ビジネス)

 

2019/10/28

 

*量子コンピュータ、仮想通貨業界はいかに備えるべきか?

https://www.coindeskjapan.com/25473/

 量子超越性──この言葉は、地球上のすべてのビーチの砂粒を数えることができる、世界をコントロールするような巨大なスーパーコンピューターをイメージさせる。だが、超越性のグーグルによる公式な主張は何を意味するのか? そして、実用的な量子コンピューティングは仮想通貨の世界をどのように変えるのだろうか?

 

 量子コンピューティングがブロックチェーン・ネットワークに与える最大の脅威は、伝統的な暗号を解くことができる能力だ。 (coindesk)

 

2015/10/28

量子コンピュータはIT業界とAIをどう変える? Googleや専門家の見解から考察

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191028-00010005-realsound-ent

 1023日、Googleは量子コンピュータが古典的コンピュータでは計算不能な問題を解いたとする「量子超越性」を実現したと発表した。量子コンピュータに関しては数年前から積極的な投資がなされており、今後の応用が期待されている。一方で、量子コンピュータへの期待は現在でピークに達しており、投資の熱が引くことで「量子の冬」が訪れるのではないか、という危惧の声もある。

 量子超越性の発表に合わせて、GoogleCEOサンダール・ピチャイ氏はUSGoogle公式ブログに記事を投稿した。その記事によると、今回の成果は2006年から始まった、量子コンピュータでAI技術のひとつである機械学習の処理を加速化する研究が結実したものだった。(Real Sound)

 

2019/10/25

 

Googleが世界で初めて実証した「量子超越性」にIBMが反論、量子コンピュータはシミュレートできるか?

https://gigazine.net/news/20191024-google-ibm-quantum-computing/

 20191023日にGoogleが「量子コンピューターがついに従来のコンピューター(古典コンピューター)の計算能力を上回ったことが確認できた」という量子超越性を発表しました。しかし、論文が発表される2日前に、量子コンピューターの研究分野においてGoogleのライバルだったIBMが「Googleは量子超越性を実証できていない」と真っ向から否定しました。これを受けて、コンピューター科学者のスコット・アーロンソン氏がIBMがどういう点で反論をしたのかを解説しています。(GigaZine)

 

2019/10/25

 

グーグルは本当に量子コンピューターの開発に成功したのか?

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/10/post-13265_1.php

 米マサチューセッツ工科大学(MIT)のコンピューター科学者であるウィリアム・オリバー(今回の実証実験には関わっていない)は、ネイチャー誌に寄稿した解説で、グーグルの成果を「偉業」と称賛。「量子コンピューターの計算モデルが従来型コンピューターの計算モデルとは根本的に異なることを、実験によって証明した」と述べた。

 だが既に、この快挙を疑問視する声もあがっている。サイエンス誌によれば、現在の世界最高性能スパコン「サミット」を開発したIBMは、グーグルは量子超越性の基準を満たしていないと主張。グーグルが実証実験で使った計算タスクについて、サミットで最適な方法を用いて行ったところ、1万年ではなく2日半で解くことができたとしている。Newsweek

 

 

2019/10/19

 

東大、光量子コンピュータに進展 大規模な「量子もつれ」を生成、常温・省スペースの量子計算へ

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1910/18/news112.html

 東京大学は1018日、光を用いた量子コンピュータの研究で、大規模な量子もつれ状態を作ることに成功したと発表した。米IBMGoogleなどが研究している「ゲート方式」とは異なる方式の量子コンピュータで、実用化に至れば常温で動作する上、10円玉サイズのチップに回路を収めることも見込めるという。(ITmedia)

 

2019/09/28

Googleの「量子超越性を実証」発表は、別にそんなにすごくない

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190928-00000002-giz-sctch

 20日、フィナンシャル・タイムズが「Googleがついに量子超越性を実証」という内容の速報を出しました。量子超越性とはつまり、従来型のコンピュータよりも量子コンピュータの性能が上回る、ということ。

 その後、世界中のメディアがこれをこぞって取り上げ、あたかも新時代の幕開けのような大ニュースになっていますが、米GizmodoRyan F. Mandelbaum記者はこれを「驚くことほどのでもないし、たいしたことじゃない。少なくとも、(一般市民である)あなたにとっては」と評しています。以下、Mandelbaum記者の論評を紹介します。 (GIZMODO)

 

2019/09/22

「量子超越性」に突き進むGoogleの野望

https://business.nikkei.com/atcl/report/15/061700004/121300243/?P=1

 GoogleMartinis氏は米シリコンバレーで20171256日に開催された「Q2B Conference」の講演で、同社がクラウドサービス「Google Cloudの一部として、量子コンピュータを提供するための作業中であることを明らかにした(写真1)。同社が開発中の量子ゲート方式の量子コンピュータを、インターネット経由で利用できるようにする。

 量子ゲート方式のクラウドサービスは、米IBMが「IBM Q」を使って開始している。しかしGoogleの量子コンピュータは、従来のものとは社会的なインパクトが大きく異なる可能性がある。Googleは間もなく「量子超越性(Quantum Supremacy)」を実証するとしているからだ。(日経ビジネス)

 

2019/09/22

グーグル、ついに世界初の「量子超越性」実証か

https://ascii.jp/elem/000/001/943/1943022/

 もし量子超越性が本当に実証されたのだとしたら、それは極めて重要な出来事だ。今週、グーグルの今回の論文のニュースが報じられる前に、マサチューセッツ州ケンブリッジでMITテクノロジーレビュー主催の「EmTech(テムテック)」カンファレンスが開催された。同カンファレンスでの量子コンピューティングについての議論の中で、マサチューセッツ工科大学(MIT)の教授であり、量子物理学の専門家であるウィル・オリバーは、コンピューティングにおける量子超越性の実証を、航空業界におけるキティホークでのライト兄弟の世界初の動力有人飛行になぞらえた。 (ASCII

 

2019/09/21

グーグルが「量子超越性」実証とFT報じる、新量子プロセッサー開発か

https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/06016/

 量子コンピューターが現在のコンピューターをはるかに超える計算能力を持つことを示す「量子超越性」を米グーグル(Google)が実証したもようだと、英フィナンシャル・タイムズ(FT)が2019920日(英国時間)に報じた。量子コンピューター開発が大きなマイルストーンに達した可能性がある。

 FTによれば、グーグルの研究者による論文が米航空宇宙局(NASA)のWebサイトに一時的に掲載されたという。グーグルとNASAは量子超越性分野で提携している。グーグルの研究者はその論文で、現在最高速のスーパーコンピューターである「Summit」を使っても解くのに1万年かかる問題を、グーグルの量子コンピューターが320秒で解いたと主張したという。用途は乱数生成とみられる。

(日経XTECH

 

2019/09/20

IBM、世界最大の量子計算センター開設。53量子ビットシステムも近く稼働

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1208238.html

 同センターは世界最大規模の量子計算システム群を有しており、現時点では10台のシステムがオンラインで稼働中。システムの構成は、20量子ビットが5台、14量子ビットが1台、5量子ビットが4台。そのうちの5台が量子コンピュータの性能基準である16量子ビットを備えたことで、新しい持続的な性能指標を示すことになったとしている。

 量子計算が進歩することで、新薬や新材料、サプライチェーン最適化の大幅改善、より良い投資のための新たな金融データモデルの構築方法など、未来の科学的な発見への扉を開けるとしている。 (PC Watch

 

2019/09/09

 

東大、量子コンピュータ研究・教育を促進 IBMと提携

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1909/09/news123.html

 東京大学は99日、日本アイ・ビー・エム(IBM)と提携し、IBMの量子コンピューティングシステムと利用企業や団体を結ぶ「IBM Q Network」に参画したと発表した。これにより、IBMが開発する量子ゲート方式の量子コンピュータ「IBM Q」の最新システムに東京大学から直接アクセスできるようになる。量子コンピュータ研究や教育に役立てる。   (ITmedia)

 

2019/09/07

OKIが量子コンピューターを導入、製造現場の効率化を実現

https://news.nicovideo.jp/watch/nw5890332

 OKIOKIデータは、OKIデータLED統括工場にD-Wave社の子コンピューターを導入し、製造ライン半導体製造装置の最適配置を算出した。その結果、作業員の移動距離を平均28%短縮し、現場の効率化を実現した。

(ニコニコニュース)

 

2019/09/02

 

*金融取引への量子コンピューターの応用が、現実味を帯びてきた:米研究チームがリスク計算の実験に成功

https://wired.jp/2019/09/02/why-big-banks-could-soon-jump-on-the-quantum-bandwagon-financial-modeling/

 金融取引における簡易的なリスク計算を量子コンピューターで実行する手法を、このほど米研究チームが考案して実験に成功した。IBMの量子コンピューターを使って「オプション」と呼ばれる金融商品の将来の価値をシミュレートできることが証明されたという。あくまでコンセプトの証明段階ではあるが、量子コンピューターが実用段階になれば従来のコンピューターより高速にアルゴリズムを実行できるだろうと、研究チームは期待している。 (WIRED)

 

2019/07/23

「量子版ムーアの法則」は実現するか 今の量子コンピュータは「さながら1950年代」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000050-zdn_n-sci

 量子コンピュータの早期の実用化には、『量子版ムーアの法則』を実現していく必要がある」──科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センターの嶋田義皓フェローは、テラスカイが719日に行ったイベントに登壇し、量子コンピュータの現状や、実用化が見込まれる時期を解説した。

 現在、米IBMGoogleIntelMicrosoftなどが量子コンピュータのハードウェアを開発しているが、量子ビット数が少なく、エラーもあることから計算できる問題は限定的だ。計算したい問題をハードウェアへ送るためのAPISDKも出てきているが、「(現状は)量子回路をプログラミングで直接書いており、コンパイラも未成熟だ」(同)と、ハード・ソフトともにまだまだ黎明(れいめい)期であることを指摘する。  (ITmedia)

 

2019/07/22

米国が量子コンピューター団体「QED-C」を設立、企業・政府・学校は連携できるのか?

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190722-00036727-biz_plus-bus_all&p=1

 QED-C (Quantum Economic Development Consortium 量子に関する経済開発コンソーシアム)とは、量子コンピューター開発に関するさまざまな産業のサプライチェーンを確立し、互いの連携をスムーズにしながら全体として量子コンピューターの実現を早期に目指すことを目的に設立された団体だ。

 コンソーシアム設立の音頭取りを行っているのは世界最大クラスの研究機関、SRIインターナショナルだが、背後にはNIST (National Institute of Standards and Technology アメリカ国立標準技術研究所)の存在がある。国家機関としてはその他にも国防総省、エネルギー省、国立科学財団などが参画しており、まさに一大国家プロジェクトとなっている。  (ビジネス+IT

 

2019/07/17

「量子もつれ」の瞬間を世界で初めて画像に記録、英研究チームが成功

https://wired.jp/2019/07/16/quantum-entanglement-photo/

 2つの粒子が強い相互関係にある「量子もつれ」と呼ばれる現象を、英大学の研究チームが世界で初めて画像に記録することに成功した。今回の実験で得られた画像処理の技術は、量子コンピューティングや量子暗号の進化にも貢献することが期待されている。

 

 ミクロの世界を正しく説明するうえで欠かせない量子力学に、「量子もつれ」と呼ばれる現象がある。量子もつれとは、2つの粒子が強い相互関係にある状態であり、粒子のスピン、運動量などの状態をまるで「コインの裏表」のように共有する運命共同体のような状態を指す。 (WIRED)