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当時(1996年)を振り返る

 再度「スマートスピーカー」ブームが到来しそうである(下記 1.)。「スマートスピーカー」や「スマートホーム」、あるいは「IoT」等で重要な役割を果たしているのが無線通信である。

 

 当時は現在家庭内でも利用されている高性能・低価格な無線通信(Wi-FiやBluetooth等)などはまだ現れておらず、「ホームネットワーク」等の通信は全て有線が前提であった。そんな中「ホームネットワーク」として一時有力視されていたのが「IEEE 1394」であった。実際「IEEE 1394」を使った「ホームネットワーク」を複数の企業で進めていた。一部では「Wireless 1394」等も検討されていた。

 当時筆者等も一時「ホームネットワーク」に関与していましたので当時の論文(下記 2. 3.)を紹介します。

 

 現在ようやく「スマートスピーカー」「スマートホーム」が市場で受け入れられてきましたが、既に二十数年前にもこのような動きがあったという事をご理解いただければと思います。

 

Nest Audio」に続いて「HomePod mini」登場、スマートスピーカー再燃の理由・・・(1)

CiNii : 映像会議システム用高速シリアルバス(IEEE 1394)通信方式・・・(2)

情報処理学会 : 映像会議システム用高速シリアルバス(IEEE 1394)通信方式・・・(3)

 

参照:スマートスピーカー アンビエントコンピューティング